Zoom

本定義書において”Center Point(中心点)”という言葉は、自分が立つ側の4人のダンサー隊形、または、自分が4人のダンサー隊形にいない場合は、スクエアセットの中心を意味している。

動作を始める隊形前後の関係があり、離れることが出来る中心点がある隊形。 通常は前後の関係があるカプル、またはボックス サーキュレイト。
コール例

Zoom

Boys Zoom

Girls Zoom

Ends Zoom

動作 LEADER(リーダー)が中心点から離れて、完全な円を描くように回りTRAILER(トレイラー)の位置迄来る。 TRAILER(トレイラー)は真っすぐ前進し、空いているLEADER(リーダー)の位置に入る。
動作を終わる隊形 動作を始める隊形に同じ。
タイミング 4拍。
スタイリング

LEADER(リーダー)は腕を自然なダンス位置に取る。 女性はスカートを振ってもよい。 TRAILER(トレイラー)がカプルの場合はカプルの手のとり方になる。

この動作で重要なことは、LEADER(リーダー)は円動作を前進することから始め、後ろに空間を作り、TRAILER(トレイラー)が前進し易くすることである。

注釈

Run (ラン)またはFold(フォールド)とは異なり、Zoom(ズーム)はLEADER(リーダー)を指定したり、アクティブ化する必要がない(プラマネイドのときを除く-下記参照)。 このことは余計なことをいう必要がないのでよいことのように思えるが、誰がアクティブであるか明確ではないことが時々ある。 "Zoom, Leaders go back"と言葉を付け足せばよいかと思います。 付加細目:Centers Zoom(センターズ ズーム)と付加細目:Extra words(言葉の付け足し)を参照。

スクエアの外側にいて、前後の隊形にあるダンサーにZoom(ズーム)をコールすることは可能である(例えば、Ocean Waves または Two-Faced LinesからEnds Zoom(エンズ ズーム)。

特異な動きではあるが、プラマネイドしているときに、順序が逆のプラマネイドを修正するために、Zoom(ズーム)を使うコーラーがいる。 この場合、カプルであるダンサーが指示されてLEADER(リーダー)として動き、後ろをプラマネイドしているダンサーと動作を行う(例えば、Promenade, Keep Walking; Heads Zoom; Promenade Home)。 この動きは中にいる人が動作を適切に行う十分な余裕がなく、円滑ではないとするコーラーもいる。 あるコーラーは、例えば"Heads are leaders, All Zoom"が適切なコールであるとする。

Single File PromenadeからZoom(ズーム)をコールすることは可能である。 例えば、"Boys Are Leads, Boys Zoom" または単に "Boys Zoom"である。

コール時のヒント 通常動作を始める隊形は前後の関係があるカプル、またはボックス サーキュレイトが最も多い。
講習時のヒント この動作で重要なことは、LEADER(リーダー)は、まず外側に円を描くように前進することから始め、後ろに空間を作り、TRAILER(トレイラー)が前進し易くすることである。