Run (ラン) / Cross Run (クロス ラン)
(Named Dancers) Run 《(指示されたダンサー)ラン》
動作を始める隊形
2人で作られるあらゆる隊形で、指示されて動作を行う人が他のダンサーと直接互いに肩を接している状態。
動作
指示された人(アクティブ)は半円を描くように(180度)前方へ回り、隣にいて何も指示されなかった人(インアクティブ)の位置に立つ。 一方何も指示されなかった人(インアクティブInactive)はどの方向に向いているにしろ、向きを変えずに、動作を指示された人(アクティブActive)の位置に移動する。Run (ラン)を指示された人(アクティブ)は最初と逆の方向を向いて終わり、隣にいた何も指示されなかった人(インアクティブ)は方向を変えない。Run (ラン)をする方向(右または左)が指定されず、指示された人(アクティブ)がそのどちらかの側に何も指示されなかった人(インアクティブ)がいる場合、中央にいる人は端の人を回り外に出て、端にいる人は中央の人の周りを回り中央に位置する。 Alamo Circle (アラモ サークル)からRun (ラン)を行うにあたり方向が指定されない時は、右方向へのRun (ラン)である。
動作を終わる隊形 各種。 動作を始める隊形による。 二人のダンサーはその位置を交換する。
タイミング 4拍。
スタイリング 手は動作を終わる隊形に必要とする手の取り方へ移行する。
コールをする時のヒント
オーシャンウエイブ、トゥーフェイストライン、またはラインからBoys Run (ボーイズ ラン)、Girls Run (ガールズ ラン)、Ends Run (エンズ ラン)、Centers Run (センターズ ラン)をコールするのが普通である。
(Named Dancers) Cross Run《(指示されたダンサー)クロス ラン》
動作を始める隊形 ライン、トゥー フェイスト ライン、ウエイブ。
動作
指示された(アクティブActive)2人は、中央にいるか端に位置するかのいずれかであるが、自分から遠い方の何も指示されなかった人(インアクティプInactive)の位置に立つ。 何も指示されなかった人(インアクティブInactive)が中央にいる場合はそのまま横に動いて端に出て、端にいる場合はそのまま横に移動して中央に位置する。 指示された人(アクティブActive)が同じ方向を向いている場合は、半円を描くように(180度)前方へ進み、互いに右肩で通り過ぎて、一番遠い位置に立つ。
タイミング 6拍。
このコールでは、コーラーはある何人かのダンサーを指名しなければならない: 一般的には半数
のダンサーが指名される。この定義では、runner(ランナー) またはcross-runner(クロス ランナ
ー)が指名されたダンサーであり、non-runner(ノンランナー)は、コールの間動くもう一人のダンサ
ーだ。 例えば、Boys Run(ボーイズ ラン)では、男子がrunner(ランナー)で女子がnon-runner(ノ
ンランナー)になる。
Run(ラン)では、ダンサーはペアー(対)で動く。Cross Run(クロス ラン)では、4 人のグループで
動くが、cross-runner(クロスランナー)は、隊形の中央を超えて動く。
Run(ラン)
始めの隊形 Mini-Wave(ミニウェイブ), Couples(カプル)。
コール例
Boys Run
Centers Run
Women Run Right
Leaders Run
動作
各runner(ランナー・・・指示されたダンサー)は、右か左にnon-runner(ノン ランナー)が居なけれ
ばならず、これらのダンサーも一緒に動く。runner(ランナー)とnon-runner(ノンランナー)は、る場
所を入れ替わる: runner(ランナー)は半円を描くように前方へ廻り、non-runner(ノン ランナー)
の居たスポットに立つ(最初と逆の方向を向いて終わる)。その間にnon-runner(ノン ランナー)は
runner(ランナー)の居た位置に、顔の向きを変えずに移動する。
終わりの隊形 Couple(カプル)、Mini-Wave(ミニウェイブ)。
タイミング 4 拍。
スタイリング
手は終わりの隊形の取り方に(例: Couple(カプル)またはMini-Wave(ミニウェイブ))に合わせるる。
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方向は指示されるが、これはnon-runner(ノン ランナー)がrunner(ランナー)との関係で何処にいるかを示している。このことはしばしば付加的に用いられるが(例:Swing Thru, Boys Run, Right)、曖昧さを避けるためには必要である。(例: Alamo Ring(アラモリング)やCircle(サークル)またはHeads Square Thru, Touch 1/4, Center Girls Run Left など)。
まれに、指示された同じダンサーに並んだ人の周りをrun(ラン)するように求めるRun(ラン)の使い方もある。(例: End Boys Run Right, Left and Right)。あるいは指示されたダンサーに複数のコールをさせることも(例: Girls Cross Run and then Run)。
拡張したアプリケーションでは、runner(ランナー)一人に対して一人以上のnon-runner(ノン ランナー)を指名することがある。
例: 普通の外向きラインから End Boys Run Around 2。 この例ではセンターのダンサーはnon-runners(ノン ランナー)である。エンズの男は半円を描くように歩いて、遠くのセンター位置で終わる。その間各non-runner(ノン ランナー)は、runner(ランナー)が動作を始めた方向に一つずれる。
コーラーによっては、しばしば Everyone Run のようなコールをする。 例えば、外向きのラインからのこれは Partner Trade と等価である。 と言うのは各runner(ランナー)にはnon-runner(ノン ランナー)が居ないので、この使い方は人目を引くための仕掛けである。(参照: ‘付加細目'、’Command(指示):‘、 ’Gimmicks(特異な動き)‘。)
この仕掛けは、一部のダンサーだけが指示されるときは使うべきではない。例えば、Heads Pass the Ocean, Extend, Split Circulate の後に Boys Run とコールするのは不適当である。というのは、女子がnon-runner(ノン ランナー)として動くのか、全く動かないのかが不明確だから。 妥当とするには、コーラーが Do Your Part を使えば良い。
(参照: ‘付加細目‘、 ’Commands(指示):‘、 ‘Do Your Part(自分の動作すべき部分)’)。
メインストリームでは、ほとんどの場合runner(ランナー)とnon-runner(ノン ランナー)はMini-Wave(ミニウェイブ)あるいはCouple(カプル)から始める。non-runner(ノン ランナー)がrunner(ランナー)の肩を見て居るような他の使い方ではその前にワークショップをすべきだ。(例: Double Pass Thru隊形から Centers Square Thru 4, Centers Run のような。)
Cross Run(クロスラン)
Girls Cross Run
Centers Cross Run
On Each Side, Centers Cross Run (from a Tidal Wave)
In the Center Wave, Centers Cross Run (from a Tidal Wave)
Ends Cross Run
ダンサーは、1対4(1x4)隊形で踊る。Cross-runner(クロスランナー(指示されたダンサー))は、二人ともcenters(センター)もしくはends(エンズ)に居なければならない。他の二人がnon-runner(ノン ランナー)になる。
Cross-runner(クロスランナー)は、遠くのnon-runner(ノン ランナー)の居た位置まで半円を描く ように前に進む(始めとは反対方向を向いて終わる)。つまり各々のcross-runner(クロスランナー) は、4 人のダンサー隊形の中央を横切る。
同時に、各々のnon-runner(ノン ランナー)は、一番近くのcross-runner(クロスランナー)の居た 位置に、顔の向きを変えずに移動する。この場所は、4 人のダンサー隊形の半分の位置になる。 つまりcenter(中央)のnon-runner(ノン ランナー)は一番近いends(端)の位置に移動し、end (端)のnon-runner(ノン ランナー)は、近くのcenter(センター)の位置に移動する。
Tidal Wave(タイダル ウエイブ)(もしくは他の1 対8(1x8)隊形)からは、コーラーは注意深く centers(センターズ)とends(エンズ)を特定しなければならない。
(上記のTidal Waveについての‘コマンド例:’および‘‘総記’、’Way of Naming Dancers (ダンサーの呼び方)‘、’Centers/Ends(センターズとエンズ)‘’を参照。)
Cross-runner(クロスランナー)がcenters(センターズ)で、共に同じ方を向いている場合は、Half Sashay(ハーフ サッシェィ)とRun(ラン)を合わせて行うようにしながら、元の遠くのends(エンズ)を まわる。
Cross-runner(クロスランナー)がends(エンズ)に居て、同じ方向を向いている場合は、お互い右肩ですれ違う。
一般的なラインからの Everyone Cross Run のコールは、人目を引くための仕掛けだ。上記 Run (ラン)の終わりから二つ目の注釈を参照。
メインストリームでは、Cross Run(クロス ラン)は、ほとんどの場合、一般的なライン(General Lin e)からコールされる。他のコールについては、上記 Run(ラン) の最後の注釈を参照。